規定量で引き出すもみの木の力

もみの木の家では、もみの木を使用する量が明確に定められており、この規定量を守ることで、木の性能を最大限に引き出すことができます。この量は、床面積の2倍にあたるもみの木を天井や壁に使用することが条件です。これにより、木材の持つ消臭や湿度調整、抗菌効果など、もみの木がもたらす全ての恩恵を享受できるのです。

規定量以上に木材を使うと効果がさらに高まるのでは、と考える方もいるかもしれませんが、実際には増やしても大きな効果の向上は見込めず、逆にコストがかかってしまいます。これにより、費用対効果が下がり、家づくりとしては無駄になってしまいます。もみの木の家では、年間に建てられる棟数が決まっており、バランスの取れたコスト効率の良い家づくりを目指しています。

もみの木を部分的に使用する場合、例えば床や一部の部屋だけに使った場合、木材の効果を十分に発揮することはできません。特に新築の家では、規定どおりに施工しないと、期待された効果が得られず、もみの木を使用する意味が薄れてしまいます。例えば、1階だけもみの木を使い、2階には他の新建材を使うと、木材の持つ消臭効果や湿度調整機能が家全体で作用しなくなり、空気が混ざってしまうことで、もみの木の本来の力が発揮されません。

また、もみの木の家の特長の一つである「家干しで洗濯物が乾く」という機能も失われてしまいます。このような不完全な施工では、家全体の快適さが失われ、建てた意味がなくなってしまうのです。そのため、もみの木の家では、規定量の木材を使用することが何よりも重要です。どの家でも同じ仕様と性能を提供するため、住む人が感じる効果は全ての家で均一です。

もみの木の家は、もみの木を適切な量で使用することで、すべての住まい手が同じ快適さを享受できるよう設計されています。そのため、どの家でも「家干しで洗濯物が乾かない」といった不具合が発生することはなく、常に一定の性能が保証されています。

和才建設は、家族の健康を守る家づくりのお手伝いをいたします。
福岡県京築(築上(吉富町、上毛町)、豊前、行橋)、
大分県北部(中津、宇佐、豊後高田)を拠点にしています。
上記エリア以外の方でもお気軽にお問合せ下さい。

関連記事

  1. どの家でも同じニオイ

  2. 乾燥対策に最適な自然湿度調整機能

  3. もみの木の家の音環境と冬の静かな暮らし

  4. もみの木で結露・カビ防止

  5. 空気環境にもこだわりを

  6. 自然乾燥されたもみの木の力

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。