家を建てる前に知っておきたい「乾燥方法」

家を建てるとき、見落としがちだけれどとても重要なのが「木の乾燥方法」です。実はこの工程ひとつで、木が持つ本来の機能や性能が大きく変わってしまいます。

特に針葉樹は、自らが放出する「フィトンチッド」という成分によって細菌や害虫から身を守り、空気を浄化し、消臭・抗菌・リラックスなど、私たち人間にも嬉しい作用をもたらします。しかし、これらの効果を発揮できるのは、木の細胞が生きている状態に限られます。

現在、日本で流通している多くの木材は「人工乾燥」と呼ばれる方法で、高温の機械によって短時間で乾燥されています。60℃以上の熱が長時間加わると、木の細胞は壊れてしまい、成分を放出する機能も失われます。つまり、香りもほとんど残らず、調湿や空気清浄といった効果もほぼ期待できなくなってしまうのです。

一方、「もみの木の家」で使用されているもみの木は、昔ながらの「自然乾燥」でじっくりと水分を抜いています。半年以上かけてゆっくり乾かすことで、木の細胞は壊れずに残り、香り成分や効能がそのまま生きた状態で保たれます。そのため、もみの木の家に入った瞬間に感じる清々しい空気や、自然な香り、快適な湿度環境は、木本来の力が発揮されている証拠です。

「木の家に住みたい」と思ったときは、ぜひ「その木は自然乾燥ですか?」と確認してみてください。本物の木の力を暮らしに取り入れる第一歩になります。

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