新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、お盆の時期がやってきました。
例年であれば、多くの方がふるさとに戻り、家族や親戚と過ごしますが
今年は帰省を控えるという方も多いのではないでしょうか。
お盆とは、先祖の霊をお迎えして供養する日。
日本人の生活に深く根付いている行事です。
無宗教という方が増えた現在でも、
日本人の先祖を大切にする習慣は変わらず
お家を建てる際に仏間を希望されるお客様も多くいらっしゃいます。
昨年の末にお引き渡しをしたもみの木の家でも、
設計段階では和室が欲しいというご要望をいただいていました。
家事をしたり、小さなお子さんの遊び場にするため、
趣味を楽しんだり、同居する年配のご家族のためなど
使いみちがしっかりと決まっている場合には
和室は使い勝手のいい便利な空間になります。
しかし、現代の生活スタイルでは
必ずしも和室でなければ困るというケースは少なくなっています。
今回のお施主さまの場合にも、お話を伺ってみると
和室を希望されているのは「仏壇を置くため」ということでした。
仏壇のためにつくる和室では、今後の暮らしの中で
あまり使われない部屋になってしまう可能性があったため、
相談の結果、家族全員が集まるリビングに隠し扉が付いた仏壇棚をつくりました。
こちらも素材はもみの木。
ご希望のサイズ、お部屋の雰囲気に合わせてオリジナルで製作しました。
明るい雰囲気のリビングにあっても
もみの木のやさしい色合いで違和感なく溶け込んでいます。
家族の集まるリビングなので、
ご先祖様をいつも近くに感じることができます。
もみの木の調湿作用によって、
扉を閉めておいても湿気がこもることもありません。
例年とは何もかもが違う状況で迎えたお盆。
今年はそれぞれの場所で、
思いを込めて静かに手を合わせてみてはいかがでしょうか。
和才建設では、
住宅とは家族の絆を育み、暮らしの夢を大切に育んでいく場所と考えています。
高い性能を実現している設計力と伝統工法、そしてもみの木のさまざまな効能により
家族の健康を守る家づくりのお手伝いをいたします。
福岡県南西部(築上(吉富町、上毛町)、豊前、行橋)、
大分県北西部(中津、宇佐、豊後高田)を拠点にしています。