もみの木は植林の難しさなどから日本では流通量が少なく、建築様式において、建材として使用されることは殆どないため、日本ではなじみが薄い木と言えるかもしれません。
しかし、ヨーロッパではクリスマスツリーをはじめ、古くからピアノや弦楽器の材料、内装材として利用されており、日本でも神社の御札や結納台など神事に関わることなど昔から利用されています。
近年の研究から、もみの木には暮らしにやさしい様々な効能があることが分かってきています。
●もみの木の9つの効果
・透明感のある室内空気
半永久的に放散されるフィトンチッドの中の香り成分(テルペン)により空気が浄化され、室内汚染の代表的な化学物質であるホルムアルデヒド等が科学分解され、清浄な空気を保ちます。
・消臭効果のある香り
もみの木は微香性で、特別な匂い意識のない空間が得られます。室内の生活臭や台所、タバコの臭い等、嫌な臭いが消臭されて気になりません。(押入れ、台所、下駄箱やトイレに使用すると効果を実感しやすくなります)
・高い省エネ効果をもつ温熱
適度な湿度環境は温度の伝導速度が早いのが特徴です。
一度床や壁が温められたり冷やされたりすると、もみの木の蓄熱効果で、床、壁は温度変化が少なくなります。
また、省エネルギー効果が高く、空気の入れ替えに窓を開けた際も元の温度に素早く戻ります。
・弾力でやさしい感触と肌触り
直接肌で床や壁に触れても違和感がなく快適で、床には適度な弾力があり、歩行時や衝突時のショックを和らげてくれ、膝や腰にもやさしいです。
・湿度を適度に保つ調湿効果
針葉樹は木材の細胞が大きく、成長時に多くの水分を必要とするため、一般的に調湿量が多く、室内の水分を調湿する効果があります。
もみの木の家の室内湿度は常に約50~60%程度を維持します。
・オーディオツーにうってつけの調音効果
調音効果に優れ、楽器演奏の部屋やオーディオルームでの音響にも効果的です。
・植物を艷やかで元気に
前述した室内空気を清浄に保つ効果によって、植物が枯れたり傷つきにくく、観葉植物がとても艶やかで元気になります。
・ノンストレスの明るさ
植物塗装仕上げの床や壁は光の反射量がほどよく、目にやさしくストレスを感じません。
そのやさしい表情は、どんなインテリアにも安定したバランスを保ち、年月を経ることで美しい色合いに変化していきます。
・忌避効果でダニやカビ等を寄せ付けない
ほどよい室内湿度と放散されるフィトンチッドの忌避効果により、虫が住み着きにくく、外部から侵入するダニやゴキブリの他、カビ等菌類の発生を防ぎます。
弊社で内装材として使用しているマルサ工業フォレストバンクのもみの木には、他の無垢材とは異なる上記のような様々な効果があります。
コロナ禍において、住宅で過ごす時間が多くなった分、「居住空間の快適性」や「安全性」を重視する傾向が強くなったと言われています。
少しでもご興味が湧いた方は、お気軽にお問合せ下さい。
※弊社モデルハウスにて、もみの木を体感することができます。ご体感されたい方はお電話またはお問い合わせフォームよりご連絡下さい。
和才建設は、家族の健康を守る家づくりのお手伝いをいたします。
福岡県京築(築上(吉富町、上毛町)、豊前、行橋)、
大分県北部(中津、宇佐、豊後高田)を拠点にしています。