2020年義務化される省エネルギー基準を標準でクリア!

2017年4月、「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(建築物省エネ法)」が施行されました。
あまり聞き馴染みのない法律だと思いますが、
これは「改正省エネルギー基準」と呼ばれ、
2020年には住宅を新築する際にこの省エネルギー基準への適合が義務化される予定となっています。

現在でも専門家の間で議論の続いている省エネルギー基準の義務化。
この制度が義務化されると、耐震性や防・耐火性などと同様に
改正省エネ基準に満たない住宅には建築許可が下りなくなるということになります。

これまでも、昭和55年にできた旧省エネルギー基準にはじまり、
新省エネルギー基準(平成4年)、次世代省エネルギー基準(平成11年)と
時代背景に合わせて改正されてきた省エネルギー基準は存在していました。

ただし、これまでの省エネルギー基準はあくまで努力目標だったため、
あまり重要視されておらず、消費者にとっても判断がしにくいものでした。

住宅建築において、現在では当たり前に重要視される項目に
どの程度の地震に耐えられるかを表わす「耐震性能」があります。
これも国が「耐震等級1〜3」という基準を設け、
消費者への認知を広げて住宅の耐震化を進めてきました。

今後はこの耐震性と同じくらい省エネ性が重要視されていきます。

2020年に義務化される省エネルギー性能の評価基準のひとつに、
地域ごとに設けられた「UA値(外皮平均熱貫流率)」の基準があります。
UA値とは、住宅の断熱性能を表した数値で、
住宅の内部から床や外壁、屋根(天井)や窓などの外皮を通過し
失われる熱損失を合計して、外皮全体の面積で割って求められます。

この数値が小さいほど断熱性能が高く、省エネな住宅ということがいえます。

地域区分5、6に分類される福岡県や大分県のUA値の基準は0.87ですが、
和才建設では標準で平均0.6。
改正省エネ基準よりもさらに高い水準のZEH基準となっています。

UA値の小さい省エネ住宅をつくるには、
 ・ 断熱性の高い断熱材を選ぶこと
 ・ 断熱材に厚みを持たせること
 ・ 高性能な窓を選ぶこと
などが必要ですが、和才建設では材料の選定はもちろん、
間取りの工夫やもみの木の効能によって、より快適な家づくりを行っています。

今回のお話は、かなり専門的な数値の話で、
少しむずかしい内容となってしまいました。

少しでも気になること、不安なこと、悩んでいることがあれば
どうぞお気軽にご相談ください。

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