いよいよ年の瀬も押し迫ってきました。
令和になって初めてのお正月がやってきます。
クリスマスにはもみの木のツリーをたくさん見かけたと思いますが、
実は日本のお正月にもさまざまな場所でもみの木に触れる機会があります。
多くの参拝者が訪れることで毎年ニュースでも話題となる神社
明治神宮のある「代々木」という地名は、
代々この地にもみの大木があったことからつけられたとされています。
このもみの木は上京してきた旅人の目標にもなったとされるほどで、
幹の周囲は約10.8mもあり、全国の名木老木を調査した中で
これほど大きなもみの木ははなかったそうです。
高さに関するたしかな記録は残っていないようですが、
幹の太さから推測すると50m以上はあったのではないかといわれています。
残念ながらこのもみの大木は明治の中ごろに枯れてしまい、
昭和20年の戦災で焼け落ちてしまったそうですが
現在は昭和27年に同じ場所に新たに植えられたもみの木が
参道から参拝する人びとを見守っています。
新年に頂くお札や奉納する絵馬にももみの木が使われています。
神社やお寺でお供えものを載せる台 三方(三宝)やお墓に立てる卒塔婆など、
もみの木は昔から神聖な場所で用いられてきました。
もっとも身近なものだと、おせち料理に欠かせないかまぼこ。
その板にももみの木が使われてきました。
もみの木は適度な堅さで白くてにおいや節がなく、
かまぼこから出る余分な水分を吸収し、
抗菌作用によりカビを防ぎ腐りにくくしてくれます。
もみの木の家に使用する内装材のもみの木も
豊かな自然とたくさんの人びとの手で大切に育まれてきたものです。
室内の湿度を適度に保つ調湿効果、
床や壁の温度変化を少なくする蓄熱効果、
空気を浄化する抗菌・消臭効果で家族の健康と暮らしを守ります。
和才建設は、令和の時代にももみの木の内装材と設計力で
みなさまの家づくりのお手伝いをいたします。
もうすぐ新たな1年のはじまり。
大切な人と、どうぞよいお年をお迎えください。